株式会社吉田設計

熊本地震災害復旧工事について

平成28年熊本地震で、多くの施設が被災にあい、これまでにない困難に直面しました。

震災直後の4月17、18、19日の3日間、まだ余震の続く中、熊本県内の保育園12カ所を訪問しました。

「待ってたとよー」と涙ながらに、園長(理事長)先生方は、大きな災害を前に途方に暮れられてました。

まだまだ、余震が続く中、真っ先に園に向かい片付け、炊出し、出来る範囲で保育されてる光景を見て人の「心の強さ」を知りました。

「私たちが、お手伝いいたします。一刻もはやく保育が出来るよう力あわせて頑張りましょう!」と設計者・現場担当と力を合わせて、掛け持ちで現場という現場をライフラインが途絶えた中、訪問してまわりました。

一度外出すると、飲まず食わず、トイレは断水で使えない状態でした。

道路は渋滞で通行止めで、いつ辿り着くかわからない、こんな経験は誰もが初めてだったことでしょう。

渋滞の中、目にした光景は悲惨でした…(それは生理現象にSTOPがかかる程)

古い木造住宅はほとんどが崩壊、高い建物は傾き、潰れ、それは、益城方面に近づくとさらに、景色は一遍して変わりました。

全国ニュースで放映されてるのは、ほんの一部でしかありません。

やっとの思いで辿り着くと、そこに待っていたものは、足の踏み場のない保育室でした。

そして、どの園の先生も「ここ、大丈夫かな?やっていけるの?」か尋ねられました。

吉田代表(一級建築士)が診断します。

まわりながらも、常に余震で建物が揺れ、目の前で壁に亀裂がはいる、そういう状況での作業でした。

「ここと、この部屋とはつかえます、大丈夫です。」と診断し、先生方はホッと安堵されます。

吉田代表の診断と指示を受け、再開の目途をたてられます。これは信頼関係でしかありえません。

そして、直ぐ様かけつけた事に深く感謝されました。

3日間で12園訪問しましたが、どこも共通して鉄骨造の柱・梁はびくともせず、ガラス(強化ガラス)については、一枚も割れてませんでした。

前震・本震、震度6、7強と波状的に襲ってくる地震動の被害を受けても、弊社の設計した建物は崩れませんでした。

 

 

今、災害復旧に向け、国の実態調査(机上調査)が実施されてます。

4月の震災から半年近くたち、やっと最終段階までたどり着こうとしてます。

弊社は、復旧工事に関する資料作成作業を行ってます。

資料は見積り、写真等です。弊社は写真(1園に500~600枚)すべてに番号をつけ、図面に計上、写真は、壁のクラック、クロス損傷等はメジャーを添え、被災内容が判読できるよう撮影しました。

調査方から、丁寧でわかりやすいと褒めていただき、弊社の事務作業の質の高さを誇れました。

大量の資料を持参し、査定当日、吉田代表が質問を受け答えし、工事内容を説明いたします。

その場の質疑応答で、査定額が提示確定されるが故、資料とやり取りがすべてです。

被害案件10園は弊社が担当、結果10施設に出席、同行し、ほぼ査定額は満額でした。

弊社がどれだけ施設と関わってきたか、歩んできたかが伺えます。

 

 

震災は、再起に向けて戦いです。その時、皆で合わせた「力」こそが「本物」です。

その現場にかけつけた建築関係の方々、自分のことを後まわしての勇気ある行動。

それは、自分が建てた建物への責任です。

これこそが「プロ」!真の「プロフェショナル」です。

そして、私たちは、かけがえのない「信頼」を得ました。

 

 

今では、5年後、10年後の新たな夢への実現へ向けて相談をされます。

みなで、前を向いて進んでます。

弊社も、今年7月に株式会社となり「新たな扉」を設け「新たなステージ」へと進みました。

この震災で得た教訓を「強み」とし、続く未来へとつなげていきます。

 

おまかせ下さい。

私たちの「強さ」「力」は「本物」です。

「心」に残る建物を「魂」込め築きます!